スマトリプタン100mg
片頭痛の急性期治療薬です。国内でも「イミグラン」という商品名で多くの医療機関で使用されている、世界的に人気のある片頭痛治療薬です。本剤はイミグランの海外ジェネリック医薬品となります。
スマトリプタン錠50mg
スミナット100mg（スマトリプタンジェネリック）
スミナット50mg（スマトリプタンジェネリック）
スミナット25mg（スマトリプタンジェネリック）
イミグラン100mg
イミグラン50mg
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スマトリプタンの概要
スマトリプタンは、主に片頭痛の発作を改善させる目的で飲む薬になります。
片頭痛が発生した際の、過度に押し拡げられた、頭蓋内外の血管を縮めることによって元に戻し、さらに、炎症を喚起させる物質が放出されるのを食い止め、片頭痛によって拡張した血管の周囲が炎症になるのを防ぐ効果もあります。
スマトリプタンは片頭痛の発作が起こってから用いる薬となっており、発作を予防する用途では用いることができません。
スマトリプタンの効果について
スマトリプタンの薬理について説明します。
スマトリプタンは血管の内壁に存在する「セロトニン受容体」へと働きかけます。それによって、拡張してしまった血管を縮めることによって、片頭痛を緩和させます。
加えて「三叉神経」へも働きかけ、炎症の原因となる「神経ペプチド（CGRP）」を抑え込む効果も得ることができます。
スマトリプタンは化学構造的に「トリプタン系」へと分類される医薬品です。それまでは「エルゴタミン系」の薬剤が片頭痛の薬として使われていましたが、トリプタン系が開発されてからは、この系統が多く用いられるようになりました。スマトリプタンは日本で初めてのトリプタン系の片頭痛の薬です。
冒頭でも書いたとおりスマトリプタンは片頭痛を予防する薬ではなく、頭痛の症状が現れた時に飲む「急性期治療薬」となっています。すでに痛みが起きてしまってから服用しても、良好な効果を期待することができます。しかし、対処療法の薬になりますので、大元の頭痛の原因については、探った上で別の方法で改善する必要があります。
スマトリプタンの服用方法について
通常、成人の方においては、1回につき１錠（スマトリプタンとして50mg）、片頭痛がもとでの頭痛が発生した際に飲みます。もしも、その際に十分な効果を得ることができなかった場合は、追加で服用することも可能ですが、その際には、前の服用から2時間以上間を開ける必要があります。
また、1回につき1錠で十分な効果を得ることができなかった場合は、次の片頭痛が発生した際から倍の2錠へと増量されますが、スマトリプタンの1日における服用量の上限は4錠（200mg）までとなっています。
上限の用量まで服用しても効果が見られない場合は、片頭痛ではない可能性も視野に入れる必要があります。加えて再度スマトリプタンの服用を繰り返すことは、別の危険な頭痛があることを見逃すことにもつながりますので、医師に相談を行うようにしましょう。
