エピデュオゲル
アダパレンと過酸化ベンゾイルの2種類の成分を配合した尋常性ざ瘡（ニキビ）を治療する塗り薬です。抗菌作用や厚くなった角質層を改善したり、炎症を起こした赤ニキビに対しても使用されることがあります。
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エピデュオゲルの概要
エピデュオゲルはアダパレンと過酸化ベンゾイルの2種類を配合した外用薬で、ニキビ（尋常性ざ瘡）の治療に用いられます。
スイスに本社を置く皮膚に特化した医薬品メーカーである、ガルデルマ社が製造販売しています。
エピデュオゲルの主成分のひとつであるアダパレンは、皮膚の角化を抑え、ニキビの原因となる皮脂の分泌や毛穴のつまりを取り除くことで、ニキビの炎症を減少させ、さらに新しいニキビができるのを防ぎます。
またもうひとつの主成分である過酸化ベンゾイルは、強力な酸化作用でニキビの原因菌のアクネ菌を抗菌するとともに、角質同士の結合を緩めて角質が剥がれやすくすることによってニキビの原因となる毛穴のつまりを改善します。
それにより、炎症性皮疹（赤いにきび）、非炎症性皮疹（白にきび、黒にきび）を改善する効果が期待できるお薬です。
エピデュオゲルの使用方法
1日1回、洗顔後に患部に適量を塗布します。
夕方から就寝前の使用が推奨されています。
症状が改善したら使用を中止し、長期間漫然と使用しないようにしてください。
3か月間使用して改善効果が見られなかった場合は、使用を中止し医師に相談してください。
エピデュオゲルを塗った部位は皮膚が過敏になっていますので、直射日光や紫外線ランプなどの強い紫外線が当たらないようにしてください。
また、刺激性の強い化粧品やせっけんなどは使わないようにしてください。
1日に2回以上塗っても、効果が増大する事はなく、逆に副作用が出やすくなってしまいますので、決められた用法用量は守ってください。
エピデュオゲルの副作用
エピデュオゲルの副作用としては、皮膚刺激、ヒリヒリ感、疼痛、かゆみ、紅斑、腫れ、皮膚乾燥、皮膚の剥がれなどが報告されています。
軽度であればそのまま使用を続けることも可能ですが、症状が悪化するような場合には使用を中止して、早めに皮膚科を受診するようにしてください。
エピデュオゲルの注意事項
妊娠中、または妊娠の可能性のある方は使用できません。
12歳未満の小児や乳幼児への安全性は確立されていないため、使用しないでください。
傷や湿疹などがある部位や、粘膜には付着しないように気を付けてください。
また目に入らないように十分注意し、万一入ってしまったときは水で十分に洗い流してください。
布や毛髪を漂白、退色させる恐れがあるので、衣服や毛髪に付かないように気を付けてください。
