ラコサミド（ラコサム）50mg
ナトリウムチャネルブロッカーに分類され、新しい作用が期待できる抗てんかん薬として知られています！ 一般的な抗てんかん薬は、ナトリウムチャネルブロッカーの不活性化を急速に促進させますが、ラコサムは、穏やかなスピードでの促進を促すところが大きな作用の違いです！
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ラコサミド（ラコセット）200mg
ラコセット(ラコサミド)200mgという医薬品は、ナトリウムチャネルブロッカーに分類され、新しい作用が期待できる抗てんかん薬として知られています！
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ラコサミドの概要
ラコサミドは、近年新しく開発された、「抗てんかん薬」となります。
ラコサミドを用いた、主な医薬品としては「ビムパット錠」が挙げられます。
ラコサミドは、これまで使用されてきた抗てんかん薬とは違った作用機序を持っている医薬品です。これまで用いられてきた抗てんかん薬で十分な改善効果がみられなかった方の「部分発作」に対しての、抗てんかん薬と併せて行う「併用療法」において、有効性が確認されています。
ラコサミドの効果について
神経の電気信号というものは「ナトリウムチャネル」という機能を介して送信されます。てんかんの症状においての「神経の昂ぶり」を確定させるものは、「活性化できるナトリウムチャンネルがどれぐらいの割合存在するか」という部分になってきます。
ラコサミドは、ナトリウムチャネルの、ゆるやかである「不活性化」を選択的に促進させる作用を持ちます。
これにより、「活性化できるナトリウムチャネルのパーセンテージ」を減らすことが可能となります。
上記の機序により、てんかんなどによる、「神経の過剰な昂ぶり」を抑えることが可能となります。
また、ラコサミドは、主に他のてんかんの治療薬で満足できる効果が得られなかったてんかんの症状に対して、他の抗てんかん薬と併せて使用する場合、併せて使用しているもう一方の抗てんかん薬の種類に関わらず、てんかんの「部分発作」を抑制する効果を現したことが確認されています。それに限らず、他のてんかんの治療薬を使わずに、ラコサミドを単体で用いた場合にあっても、同様の「発作を抑制する効果」が期待できるとされています。
ラコサミドの服用方法について
成人の方は1日につき有効成分として100mgより開始します。それから、1週間以上の間隔を空けて増量します。維持量は1日につき200mgとなっています。いずれも2回に分割し経口で服用します。症状によって、1日につき総量が400mgを超過しない範囲で、適宜増減を行います。増量をする際には、1週間以上の間隔を空けて、1日の量として100mg以下ずつ行います。
小児の場合は、4歳以上の小児から、1日につき2mg/kgより服用を開始します。それから、1週間以上の間隔を空け、1日につき分量2mg/kgずつ増量します。維持量につきましては体重が30kg未満である場合は1日6mg/kg、体重が30kg～50kg未満である場合は1日4mg/kgとなります。いずれも2回に分割し経口で服用します。症状によって、体重が30kg未満である場合は1日につき12mg/kg、体重が30kg～50kg未満である場合は1日につき8mg/kgを超過しない範囲で、適宜増減を行います。増量する場合は1週間以上の間隔を空けて、1日につき分量2mg/kg以下ずつ増量します。体重50kg以上の小児においては、成人と同じ用法および用量を用いる形となります。
